人間関係

やさしい子どもに育てるために!科学的根拠に基づいた教育方法

2020年4月17日

子供と遊んでいる親

 

 

皆さんは自分の子供がどのように育ってほしいと願いますか?

 

ぼんやりしている人
・優しく思いやりのある子に育ってほしい

・人の気持ちに寄り添える子になってほしい

 

「健康に育ってほしい」の次くらいに願うのはこんなことではないでしょうか?。

 

でも自分の教育方法が正しいのかどうかで悩んでいる人は多いと思います。

 

手探りで試行錯誤しながら子育てをしているのが現実です。

 

なんせ親自身も初めての体験ばかりですから、正解なんてわかるわけがないんです。

 

「優しく思いやりのある子どもに育てるにはどうしたらいいか?」

 

今回はおススメの一つの教育方法について紹介します。

 

本記事の内容

叱るときはちゃんと理由を教えてあげる

子供が「ルール」を自分のものとして考えるようにするには

「自分」ではなく「相手」の事を考える

行為よりも人格を褒めてあげる

 

本記事では、上記の件について科学的根拠に基づいて解決方法を解説していきます。

 

 

 

叱るときはちゃんと理由を教えてあげる

子供叱るときにはちゃんと理由を教えてあげることを心がけましょう。

 

ただ叱られるだけでは、一時は良くなったように感じますが本質は変わらないんです。

 

 

親が子供を叱る回数は年間1万5000回

突然ですが、皆さんは一日に何回子供を叱っていますか?

 

発達心理学者の研究結果によると、子供たちは2歳から10歳になるまでのあいだ平均6~9分に1回、親に叱られています。

 

1日にすると約50回、一年にすると約1万5000回もこどもを叱っている計算になるんです。

 

当然ですが、これだけの回数となるとしつけが子供の成長に与える影響はとても大きいですよね。

 

だから叱り方が大事になってくるのです。

 

 

「自分の身を挺して他人を助ける人」はどのように育ったか

発達心理学者の研究で「自分の身を挺して他人を助ける人」は、子供のころどのように育ったのかを調査しました。

 

 

見出し(全角15文字)

「自分の身を挺して他人を助けた経験のある人」を集め、子供のときに親からうけたしつけについて調べたところある共通点がありました。

【調査結果】

しつけについてちゃんと理由を説明をされた。

 

親は「叱られた理由を丁寧に説明し、悪いことをしたときにどうやったら償えるか」を助言し教えてくれたというのです。

 

これは、

 

「子供が理解し、成長し、改善する力があることを信じている」

 

ことを親が示していて、

 

子供も無意識にそのメッセージを感じとっていた

 

ということです。

 

 

 

子供が「ルール」を自分のものとして考えるようにするには

子供が自発的に行動できるようになるには、「ルール」を自分のものとして考えるようにすることです

 

「親から注意を受けたから」ではなく、「自分が守らなきゃいけないルールなんだな」と自覚することを促すのです。

 

 

ルールを作るのではなく道徳的価値観を教える

一般的な親は子どもに平均6つのルールを与えているといいます。

 

例えば、「寝る時間」、「宿題をする時間」、「ゲームの時間」、「お手伝い」など。

 

それに対し「創造的に自分の行動について考える子供」の親は、子供に与えるルールは平均で1つ以下が多く、

 

「特定のルールを与えるのではなく、道徳的価値観を教えることについて重点を置く」

 

という研究結果が報告されています。

 

「なぜそのルールを守ることが大事なのか」

 

を論理的根拠をはっきり示して伝えることで、ルールを破ることが少なくなるようになります。

 

 

道徳的価値観は他人を思いやる力を育てる

もし子供がルールを破ったときには、

 

「あなたの行為が相手にどのような悪影響を与えるか」

 

という道徳的価値観に触れながら説明することが大事です。

 

「自分の行動で親しい人が傷つくかもしれない」とわかると人の苦悩に意識を向けることができ、弱いものへの同情の気持ちが生まれるとともに、適切な罪悪感も心の中に芽生えてきます。

 

そしてこの「同情」と「罪悪感」の二つの感情を持つことで過去の間違いに反省し、改善しようと思うようになるのです。

 

 

 

「自分」ではなく「相手」のことを考える

自分のことではなく相手に目線を向けることで行動は変わります。

 

皆さんも経験があると思いますが、自分の事となると対応はいい加減になりがちです。

 

でもこれが他人だとそうはいかないですよね。

 

 

相手を思うことで行動が変わる

「他人に与える影響を考えると行動が変わる」というのは、子供だけでなく大人にも効果的です。

 

 

<strong>ある医療施設であった出来事</strong>

病院の医師や看護師にこまめな手洗いを徹底させようとA棟、B棟それぞれの手洗い場に別のキャッチコピーのポスターが張られました。

A棟 「手の清潔はあなたを病気から守ります」

B棟 「手の清潔は患者を病気から守ります」 

【結果】

A病棟では手洗いの頻度は変わりませんでしたが、B病棟においては10%以上も手洗いの頻度が高くなり、石鹸の使用量も45%も多くなったのです。

 

キャッチコピーが「あなた」から「患者」に変わっただけでこれだけの効果の違いがでたのです。

 

 

対象が「相手」だと妥当性を考える

これは誰もが起こる心理的行動で、対象が自分だと「結果の論理」が働き、相手だと「妥当性の論理」が働きます。

 

結果の論理

「あなた」と書かれたポスターを見た医者や看護師は、

 

「いつも病院にいるけどめったに病気になることはないから大丈夫だろう」

 

と、過去における個人的な経験の結果から判断をします。

 

 

妥当性の論理

これが他人である「患者」に目を向けられると今度は「妥当性の論理」という心理が働きます。

 

自分だけの損得勘定だけではなく医師としての価値観や責任感、起こりえるリスクをちゃんと妥当に考えるようになったのです。

 

 

 

例え大人であったとしても、他人のために物事を考えることは論理的思考をするために非常に有効な方法なんです。

 

 

 

行いよりも人格を褒めてあげよう

他人を思いやる子供に育てるには「褒め方」にも意識を向けましょう。

 

「子供がした行い」より「子供の人格」を褒める

 

これが重要です。

 

子供をどのように褒められたかで、その後の行動が変わった心理学の研究があります。

 

 

人格を褒めた時の心理研究

数人の子供たちを集め、ビー玉を分け合いながら遊ぶように指示をしました。

しばらく経ったあとその半分の子供たちには、

「ビー玉をあの子にあげたんだね。とてもいい子だ!人の役に立つ行動ができた!」

と「行動」について褒めました。

そして残り半数には、

「君はいつでも人を助けたいと思っているんだね。君は本当に優しい気持ちのあるいい子なんだね!」

と「人格」について褒めました

【結果】

「人格」を褒められた子供たちは、その後も周りの子供にビー玉を分け与える行動が「行動」褒められた子供よりも多かったのです。

そしてさらに2週間後、人格を褒められた子供たちのうちの45%は入院している子供に対しプレゼントを寄付をしましたが、行動を褒められた子供たちは10%にとどまりました。

 

 

人格を褒められたことで、

 

「僕は思いやりのある子なんだ」

 

と自分を認識し継続して思いやりのある行動をとることができるようになったのです。

 

 

注意ポイント

「人格を褒める」行為で効果が大きかったのは8歳ころです。

5歳くらいだと年齢が低すぎて、10歳くらいになると単独の誉め言葉では影響が少ないという結果がでています。

 

 

 

「子供の年齢」と「親歴」は同じ!一緒に成長しよう

 

今回は科学的実験結果をもとに、子育ての方法について紹介しました。

 

まとめます。

 

ポイント

叱るときは理由を説明する

自分の行為で相手がどうなるかを説明する

自分よりも相手のことを考えて行動することを教える

「行い」ではなく「人格」を褒める

 

 

冒頭でも書きましたが、子育ては親もはじめてのことばかりです。

 

理屈はわかっているけど感情的になってしまうことはありますよね。

 

僕も含めみんな一緒です

 

気張りすぎず、

 

「子供と一緒に成長していく」

 

そんな気持ちで子供と接していきましょう。

 

 

 

 

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